詩人:46
助けてと言えなかったどうしてどうしてどうしてどうしてそれはもうとっく遠い昔の話今でも耳から離れないんです言葉がベッタリとこびりついて後ろを振り向けばお腹に手を当て立っているすすり泣く声で「弱くてごめんなさい」もっと素直でいれたならもっと守れる力があったなら無意味な嫌悪感が溢れ出すどうしてどうしてどうしてどうして無意味な無意味な無意味な悲しく考えてしまう時間がふとした瞬間に溢れ出す。