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詩人:阿修羅
失せてく蒼の、あおの底で
絶え間なく続く、鼓動の狭間を
ゆらゆら、揺られて
哂ってる声を、キイタ
静寂なはずであったのに
哀しみに包まれて、
もう、独りで
要らないのだ、と叫ぶ
というより、叫びたい
と願うだけであって
一歩たりとも
進むことはない
戻る、こともない
貴方を未だ、想っていると
そんな気持ちは
無情にも、蒼のかけらに
なって消えた
声にならぬ声で
うたって、いる
ただただ
貴方の為に
貴方、だけの、ために
触れた光も
今はもう闇
優しさを見たはず、の
僕の瞳に映ったものは
深く深い、眠りに
もう二度と
目覚めぬように、と