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[171221] もっと降り続けて焦がし続けて

詩人:木菟


破る者はいない静寂の中でいつのまにか僕ら生きていた
だから耐えきれなく歌いだした奏で始めた
枯れ葉を集めて花束にした
透明を偉そうに自慢気に語りだした
張り付けはじめた
川を作り幸せを罪や罰を流し入れた
なんて頼りない証
なんて頼るべき証なんだろう
自分の柔らかな毛を君は知ってるのかな
ありもしないんだよ
ヒトが夢見たソレなどは
有りはしないんだよ
必要とはしてなかったんだよ
誰もが
きっとごく最近の事
だけどおかしな事になっている
まるで無くては生きていけなくなって
変な愛しい生き物
真面目な生き物達よ
嗚呼ごめんね、ごめんね、
君たちも
欲しがりはじめた
きっと欲しがりはじめている

2011/09/22 (Thu)
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