詩人:白茹たま
わたしは欠陥品わかってる無能な品わかってるなにもできないただ自分を責め立てさらに傷を増やすたいせつな部品も失くし使えない欠陥品それを隠そうとむだな装飾を施すきれいに着飾られたわたしはばかだどんなに着飾ろうとねじのはずれた品物はただの欠陥品わたしは探していたはずの部品のこともわすれただ自分の過去からかおを背けるように自分を飾り綺麗な装飾に自分のこころを喰らわれた