詩人:山鳩
気付かぬうちに君は驚くほど懊悩するくらい悉皆大人になり私だけが取り残されてしまうやがて私に厭きてしまい君が遠く遠くに手の届かぬ世界へ行ってしまうそんな寂寥の感に苛まれる愛しさに溢れる君揺らぐ事のない君への想いと裏腹にそれを上回る愁然たる揣摩が耐えきれないほどの心掛かりとともに私の肩に伸しかかり斜陽が鬱ぐ横顔赤く染める