詩人:evans
元旦の午後の空
荒川鉄橋上空
澄み渡る東京の
上に広がる青空
昨日までの
大荒れの空は
ぼくらの決意と
強き祈りで
遥か彼方に
押し寄せては
また戻されながら
茜いろに輝く
慈愛の光を
ときに
街に降り注ぎ
ときに
遮りながら
くりかえし
刻一刻と
街の情景が
ながれゆく
青空の周りに広がる
薄紫のくもたち
そして
その切れ間から
見え隠れする
茜いろの輝き
それは
権力と欲望に
満ち溢れた
虚栄と無関心に
つつまれた
この現実世界を
師匠とともに
進みゆく
我らという
怒涛の絵画を
観るかのように・・・