詩人:栢徠
去年、渡せぬまま手元に残ったプレゼントテーブルの上、小さいながらも自己主張しているそれはまるで僕を嘲笑っているかのよう大きなツリーの下で笑うキミイルミネーションで見えるキミの笑顔が胸を締め付けたポケットの中、プレゼントの隣勇気の無い僕の右手が拳を握ったイブの夜誰かに呼ばれている気がしてキミと見たツリーを見に行ったツリーの下、振り向くキミはやはり笑顔で……僕はキミの笑顔で泣きそうで……リングの光るキミの手を握りいつまでも変わらぬ永久の愛をキミに誓った