詩人:まとりょ〜鹿
宵の月 妙に白々と急ぎ散る欠片を美しやと 愛でる人伸びた白い腕にはらはら俯くしなやかな睫嗚呼 夢みたい別れを惜しむ人温もりを乞う人出逢いを噛み締める時突然の春雨。突然歌なんか口にしてみたり隣の君に肩なんか回したりして降りしきる緑色、空の雨。もう春なんだね。暖かき雨に誤魔化す涙。