詩人:清彦
僕はいかにして僕で
今までなんの為に
これからどうやって
生きてくのだろうか
潮の目は決して見破れない
何故ならそこに
同じ波は二度と来ないから
海は風、風は空、空は星、
そして大地や生命、
うごめく運命
最高の愛など人には解せぬ
ただ、乾き苦しみ
ただ、まどろむのみ
そこかしこに神が介在するよう
あなたがいたから
僕は僕の模様をしています
怠惰や傲慢の痛みにまみれて
織り成す轟音の嵐に掻き消されて
二度と聞こえない
さよならのバラード
いつか目覚めたとき
また全ては空であり無常と知るね
模様を変え続けてひらひらと
空しく、美しく、不気味に、鮮やかに