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[99897] へったくれ飲んだくれ

詩人:まとりょ〜鹿

兎に角、飲んでりゃ癒えるだろ

偉く嘘っぱちな時間

陽気になり騒ごう
バカにはつける薬が無いんだぜ。


眼差しん中から
君を無理やり消した

まるで嘘っぱちな神経の痙攣。


真っ赤な顔して
目元だけ安らかに
ヘラヘラと笑う
鏡ん中の自分。


二人で聴いてた
愛の歌を
まるで未完成の状態で
陽気に口ずさむ。

仕様も無い酔っ払い

悲しいとか
淋しいとか
吐き出す年を過ぎ

未完の言葉で埋め尽くされた
喉の奥の異物感

ボトルが空になるまで
飲み込んだ。


そして
蒸せるように
笑うだけ。


そして
朝日と共に
瞼 閉じるだけ。

2007/04/10 (Tue)
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