詩人:孤 花
恋の駆け引きなんて
あなたを好きだと思った次の瞬間に
頭から消えてしまう
だから計画性も全くなく
大胆発言なんかしてしまって
あとで一人で赤面して
そしてそんな私の心の動きなんて
透明なからだから透けて見えているでしょう
あなたには
思わず頬に手を当てて恥ずかしさに耐えたり
沈黙に耐えるのに泣きそうになったり
ほら
そういう様子を
あなたは見てる
あきらめの悪い私に困ってくれるかな
しょうがないなって許してくれるかな
いまはただ
そういうあなたを
見ていられればいいよ
2005/07/30 (Sat)