詩人:さきネコ
忘れることを 拒否する心
僕ら 毎日の夢がとても大切で
澄み切っていない その水面に
駆け込む術を知らなかった
向こう岸に きっとあるはずなんだ
半透明な想い出を 救い出す源が
繰り返しばかりに 飽きもせず
ただ傍にいたい それだけを瞳は映していた
登り続け 曲がり角を突き進み
広大な土を踏みしめてみたけど
失ったものは 戻らなくて・・・
憎しみからは何も生まれない
涙 雫から流れ描く
信じていたいからこそ 救いたいからこそ
何枚もの空を重ねた
虹の半分を
僕らは 両手に抱いて
そして誓いを立てた
もう 決して忘れないと
共に生きてきた孤独に
そっと色をつけた
ほら 世界は
思っていた以上に 明るい
僕と約束しよう?
そして どうかそれを忘れないで