詩人:瑞姫
平凡な朝
いつもと同じ朝だと思ってた。
いつもと同じ朝の番組
いつもと同じようにニュースを読み上げている
はずだった
彼の名前が出るまでは…
いつもの朝は崩れて
私は理解できなかった。
テレビの人の言葉も
事件の内容も
全てが嘘であってほしかった
でもこれは真実で
警察からの電話を受けている私も真実で
受け入れたくない真実で…
誰に何を言われようと彼に会いたくなった。
彼がどんな姿であれ
彼がどんな人であれ
私が愛した人に変わりはない
無性に会いたくなった。
2007/12/19 (Wed)