詩人:愛羽遥人
車を走らせる僕助手席(トナリ)に君はいないペットボトルのフタを開けてくれた君眠そうに運転する僕にあくびをしながらも一生懸命 話をした君タバコをくわえると火をつけてくれた君ケンカをしたとき無言で窓の外ばかり見ていた君疲れて寝てしまっても僕の手を離さなかった君思い出がいっぱい詰まった この車もう 君と乗ることは出来ないぼやける視界は ワイパーじゃ晴れない思い出と悲しみを乗せ 車を走らせる君がいる場所へ