詩人:凜一
どうしようもなく
ばかだった
クダラナイことをした
それでも幸せだった
「あの頃」に
押しつぶされそう
こんなに
消せないでいるのは
僕だけだろうか
君はもう
「今」だけしか
見ていないのだろうか
何にでもなれると信じてた
空にでも手が届くと思っていた
笑うために泣くのだと
泣くために笑うのだと
ただひたすらに
生きていた
忘れたくない
消したくない
できることなら
もう一度
この手でつかみたい
だから僕は
まっすぐに
「今」を
見ることが出来ないでいる
2004/12/14 (Tue)