詩人:甘味亭 真朱麻呂
※1木の葉 まう季節は
雪を降りやむ
世界は 光を放ち 今
僕の目の前で 長い夜を終え 光の中へと
僕を連れて行く
さわやかな朝にいざなう この素晴らしき一時に 風は吹きゆく
※2澄み切った さえた冬の町に花を咲かせるよ 幸せという種をまた 来年へと咲かせるように 宿して花咲く 春へと又
早とちりな想いだけは先走るんだ もう
今 今 今 今 今
走り抜けてゆく 今
無理矢理に適当なもの全てめったやたらに巻き添えにしながら 巻き込みながら
全てを吸い込んで同じ場所に集めながら
始まってゆく新しい季節に耳寄せて
情報を聞くのさ
つのる思い重ねあうまだ知らない明日で
飛び交え 今よ もつれながら 夢と歩く
走り抜け 今を 愛を確かめあいながら
進めよ! 正しい答などなにもありはしないのだから
※1 繰り返し
ふたりの世界が今
目の前に ああ
ひらけて 回る世界
瞼開き 見つめる
今を 時を もう戻らぬ 瞬間をとらえる
※2 繰り返し