詩人:ヒギシ
冷たい海に身を浸して静かに瞬く星々と青白い月の誘いに微かな意識を手放すとき纏わりつく水はあたたかい海よ 空よ大地よこの小さな身体は果てない海の水とあの 真白な雲と堅く優しい土ひんやりとした大樹の幹か細く鳴き続ける雲雀悲劇の乙女の白い手だとかそういったもので出来てるそうだろう?今 一掬の涙を落とすとすればこれで一輪の可憐な華が甘い香りで生けるもの達を惹きつけることもあるのだろうか