詩人:山羊
街角に黒猫の影金色の目が月を魅惑するすり抜けた闇の隙間聞こえる悩ましい吐息屋根伝いに歩けばまるで夜を支配した様振り向いた夜の住人月の魔力に犯されて撃ち抜いた星の的淫らに笑う麗しのジョーカー今夜の悲劇の続きはあの墓地の広場で眠らないカラスに逆さまの男笑いかけた白と黒をベールに包んで幕引いて撃ち抜いたランタンの灯り嘲笑った淫らなジョーカー撃ち抜いた星の的黒猫は欠伸をして