詩人:雨蛙
風吹く夜空に手をかざし月の光を掴もうと握り締めた掌そっと開き零れ落ちたのはいつかの夢の欠片拾い挙げる事も触れる事すらもう出来ない零れ落ちた夢に背を向けて見上げた空はとても高く優しい風が吹いていた