詩人:淳
この、変わり果てた場所。
かつて、私が住んでいた場所。
あぁ、あそこにあった大きな桜の木・・・
そうかぁ、とうとう切られちゃったんだね。
淋しい。
新しい所へなんか行くんじゃなかった。
そう思って歩いていると
貴方がいた。
そう、実際のものなんてなんにも変わっていない。
ただ、心の中のあの記憶、この記憶、新しいものに置き換えられていて。
もったいなくて。
だけど置ききれないものは捨ててしまう。
不安定な心の中に、いつまでもいるのは貴方。
貴方のその心の中の傍らに
私の姿は映っていますか?
2003/04/21 (Mon)