詩人:子犬
空を掴んでは風になって溺れてく
夢の中ではちゃんと掴めるのに
叫んでも届かないこの思い巻き戻す
そんな繰り返しのままでいいのか?
泣いて叫んで迷ってくこの道
どのぐらい迷えば掴めるかなんて知らない
何かを取り戻すことって
迷いに壁をつけたら風に流されるだけ
巻き戻される幻を壊しながら
無防備の心を温めてく
進んでも変わらない地平線
自信は少しずつ風にさらわれていく
何かを掴むことって
そう簡単に得られないことなんだね
空を掴んでは風になって
幻の中へ駆け込んでいく
2005/02/06 (Sun)