詩人:あお
寂しさから逃れたかった
必要とされることで
自分の価値を確かめたかった
何でも良かった
この穴を埋める為なら
誰でも良かった
あまりに簡単すぎて
利用される前に利用してやろうと思った
あたしは独りじゃ生きていけなかった
誰かに触れていたかった
繋がっていたかった
重なっていたかった
利用される度に
がっかりした
自分で試しておいて
そんなもんかと冷める度に
少しずつ堕ちていった
あれからあたしは
光を見つけました
だけどあなたは
未だにしがみついているのですね
そしてそんなあなたに
あたしはまたがっかりしたのです
あの頃の自分を見ているようで…