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[168607] 君とのハート

詩人:夜深


うだるようなあつさの中
君をみつけた

いつか 割れてしまった
真っ赤なハートを 君と半分こしたんだよね

今 その割れたハートが
君と会うだけで ぴったりと合わせられた

空の白さが瞳(め)には眩しくて
胸の奥に詰まる甘さたちは苺の香り
ああ
甘酸っぱくてどうしようもない 
どうしてこんなに君だけが好き、なんだろうね

切なくなってしまう 冷たい風吹き荒れる夜に
あたしのハートが真っ青になって心細くなる頃には

君の表情は笑顔ですか
それとも泣いてますか
できれば あたしが君想う時には笑顔でいてほしい

ゆだるようなあつさが
太陽が
世界中に火を照らしてる
だから私はこんなにも 火照ってるのかな

胸の奥は弾んで嬉しいはずなのに
唇や声がうまく 歌ってくれないよ
君のための言葉を歌いたいのに

いつ 枯れてしまったの
真っ赤な想いを 乗せるための歌声

今 その真っ赤な歌声が
君と会うだけで 
すんなりと 歌いだせるように感じたの

空の暗さが瞳(め)にはかなしくて
胸の奥に詰まる辛さたちは海風の香り
ああ
時々しょっぱくて いやになるよ、涙のあと

うずくまってしまうほど
この世界には嫌なこと 山ほど詰まっているけれど
多分 君だって頑張って生きてるんだよこの世界

だから私も もう一度顔をあげて
小さな声でもいいから歌ってみるよ
君のための歌 甘酸っぱい詩(うた)

いつか 割れてしまった
真っ赤なハートを 君と半分こしたんだよね

今 その割れたハートが
君と会うだけで ぴったりと合わせられた

この夜空の鼓動を繋ぐものは
君と君と 君と君と 君と君との ハート

2011/06/03 (Fri)
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