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[1811] 朦朧の一撃

詩人:放射能]

修学旅行の班を
自由に作るように
言われた時
俺は動かなかった
みんなは
すぐに席を立つ
仲間ハズレに
されまいとして
その程度の…
(微笑)
もういいかーい?
まあだだよ
ここまでおいで!

今はもう力いっぱい
握れぬ右拳が
再起不能の右手首が
夢をみる
<子供が
 慌てて去ってゆく>
心臓あたりが
キリキリと痛む
病死する時は
心筋梗塞系と思われる
<静かな朝にも
 動悸はやってきた>
すべては強くなる為の生き方
精神的ダメージを
肉体的ダメージに
力づくでかえ
忘れえぬために
<わずかな間でも
 無敵となるために>
負けぬぞ!
孤独は罪なのか?
<これは
 生きている証
 他の奴らは
 たいした事ない
 淋しいなどと
 思うだけで
 負け犬だよ>
退かぬぞ!
<負け犬が!
 負け犬め!
 弱虫共が!>
ひとりになるのを
こわがって
情けない
情けない
退かぬぞ!
放射能死す?

2003/05/17 (Sat)
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