詩人:ヒギシ
一体何をすれば 幸せはやってくるというのか針の動かない時計を熱心に眺めること己の鼻先も見えない暗闇を走り抜けること木漏れ日の下変わらぬ日々を疎むこと何が正しくて 何が間違ってるかなんて大昔から詩人の詠う言葉遊びを止まない雨の下で繰り返す人形だ紙風船が濡れてしまったからといってその上から涙まで降らす事はないんだよ幸せが見つからないからといってそれは必ずしも不幸ではないはずだそれまで忘れてしまう事こそ 不幸と言えるだろう