詩人:雪 刀寿
からだが しのびなく
けだるい夜には、
どこも見ずに、
しゃべることも しない
君への思いを くちにふくむだけ
それから 孤独の沈んだベッドへ
うつりぎ ふるわせ、そっと向かう
声も出ない 静かな日には
すべてを置きざりに 歌うこともない
君とのくちづけ、繰り返し待ち、、
そうこうするうち、眠りが襲う
恋にしびれ、またそのしびれにしびれ、
奮え立つ、丸い 目まい する
ラバーズ・ハイ 好きなほど輪をかけて渦巻く赤い熱
愛までゆかない なんか、ラブめいた憩い一個ここに
涙汗が全身に響き、
まったなしの願いがはずみ、はじける
好きなら、どんどん伸びゆく、リップのはじっこ笑みドクロ風味