詩人:じぇん
人類が進化を選ぶ上で具わった才能の一つ
「他人の不幸に気づける能力」
その力の使い方に感情論をプラスし説く
上に立てる者は 他の不幸を笑う事が出来る者
その上を行く者は 他の不幸を支える事が出来る者
その上は 他の不幸を背負う事が出来る者
その上は 他の不幸を糧とする事が出来る者
その上は 他の不幸を操る事が出来る者
その不幸を創る事が出来る者は 時間と神
故に神とは人なり
責任を逃れる為 人はあらゆる偽神を作り 祈り そして讃えた
不幸とは図れず 計れず 測れず 量れず
その未知を利用し 築いた歴史の上で
さらなる幸や愛と言う未知を 否 未知数を手探りで探す事を
「人生」と私は想いたい
そして…
文頭に述べた才能が 失われつつある今現代
私達は才能を超える時間や 本能に気付けずにいる
本能とは「不幸を創る事」
止まる事のない時間の中
無尽蔵に生み出される不幸に気付けぬまま
あなたは明日も幸せを探しますか
夜を経由して 太陽は照らすと同様に
まず 等身大の不幸に気付き 自分なりに使用する事が 暗闇にある得体の知れない何かを照らす 明かりになると 私は信じます
私は今までに四つの不幸に気付き 三回明かりを照らせましたが 期待していた「何か」は みんな涙で見えませんでした。 それでもまた笑えて 食えて 眠れる今に いや 今を形成してくれた人達や歴史に 感謝をしたいです。
ありがとう