詩人:凜一
愛しすぎて
涙がこぼれるなんて
初めてで
こんなに気持ちが思い通りにならないなんて
初めてで
きっと二人出会うために生まれてきたのだろうと
一瞬でも考えてしまう自分に会うのも
初めてで
あなたに出会うまで
あたしは
自分の腑甲斐なさを
心のくすんだ部分を
省みたことなんてなかった
あなたの一挙一動を
あなたと一緒にいる時のあたしを
想えば想うほど
胸がいたくなるよ
苦しくて
切なくて
『やめてしまいたい』と泣いたりもするけれど
あなたが教えてくれた痛みなら
きっと尊いものでしょう
2005/08/18 (Thu)