詩人:高級スプーン似
新しい者が必要なくなって形状記憶の箱庭を胸に眠る懐柔した怪獣を街にやり破壊と再生を繰り返す砂時計をひっくり返すまばゆいピンクはさらさらと平和な世界をぶり返すもう逃げなくていいここにいれば安心さ要らない者は誰もいない何も考えなくていい備え付けの安心を胸に眠れ大丈夫大丈夫大丈夫ここまで来れば大丈夫揺りかごから墓場まで母なる海に身を寄せて還らぬ人にわたしを消しておやすみなさい