詩人:チェシャ猫
こんなにも孤独な星の隅でこんなにも孤独な作業を繰り返す見とれて微笑む人々の漏らす声さえ届かない・・・・・・退屈な日常を埋める為の暇つぶしの一つとして生み落とされた月が美しく映える頃擦り切れた掌に杵を握る気ままに描かれ忘れられ孤独な兎は消えていく?寂しさで死ねたら楽なのに唯の一人も月に思いを馳せなくなるまで僕は孤独の杵を振る気ままに造られ捨てられて月の兎は死んでゆく?寂しさで死ねたら楽なのに今日も独りで杵を振る