詩人:チェシャ猫
身体が朽ちて灰になっても心だけが未だ彷徨っているの触れることは叶わず呼ぶ声すらも届かず貴方の傍で狂ってゆくわ・・・・・・零れた涙も私を求めて手探り繰り返すその腕も何れ私を忘れて遠ざかってゆくの??哀しみに暮れる貴方の頬に微笑みが戻る日など見たくは無いのに貴方の中で消えゆく私の輪郭を見届けることが未練を残した罪と罰か眠りすらも訪れぬ半透明の世界で貴方の名前を呼んでいる呼ぶ声さえも温度を失くす不確かな輪郭で途絶えぬ記憶を求めているの・・・・・・