詩人:甘味亭 真朱麻呂
傷ついてばかりの君なのに
僕は君の苦しみに気づいてやれずに
今日まで君を悲しくさせてしまった
代わり映えのない毎日をそれとなく過ごすだけじゃ
見えなくなったものは永遠に見えないままだろう
こうして誰もが通る道を
僕らはいま歩いている
迷って悩んで
ときには一人になりたい
そんな時もある
頼れるのは貴方だけ
それなのに貴方はよそ見をするように
私からどんどん離れていく
路上駐車された車のように
私はひとりぼっち
そのうち孤独という張り紙を貼られて
とうとう独りになってしまった
苦しい胸の内を抱きながら。