詩人:あかつき
震えているのは身体なんかじゃない
震えているのはあなたを呼び止めるための声
ただじっと見送っているだけだ…
なにかを欲しがることはなにかを捨てること?
誰かを欲しがることは誰かを深く深く傷つけること?
そんな勇気も資格もない
そっと心の奥の方へ閉じ込める準備をしよう
あなたはふり向かない
それでも構わなかった
そんな虚しいひとりよがり
いつまで続くかな
この想いを告げれば今より楽になれるだろう
でもあなたは傷つくだろう
そうしたら僕は後悔するだろう
あなたはふり向かない
それでも構わなかった
僕がひとりで産み出して
ひとりで殺した想い
呼び声震える
涙零れる
これも恋のかたちだよね
ずっと強がって生きよう
だってきっとあなたは僕に気づかない