詩人:空白
薄汚れた手で私に触れるな高々と掲げた旗も継承者はなく飛び交う言葉が銃弾の雨と化し純粋たる教えは地を這うのみ私は血を流すために生まれたのではない私は私は苦しめてばかりだ本当に救われるべき人を雲間から下界を覗きこむ涙と怒りが身体を震わす寂しさを紛らわすために創らねばよかった私を模した人間など