詩人:るどるふ
もし仮に
一分に一度何かを決めなくちゃいけないとする
それは将来の展望かもしれない
友達との会話の内容かもしれない
一歩目の左右の足でもいい
そうすると今の僕は
約1210万分の1の確率でここに生きていることになる
それは途方もない数字で
まさに今の僕は
奇跡に他ならない確率で僕をやってることになる
木も草も動物も人も
奇跡なんてこんなに近くに転がってるんだ
目新しいことに捕らわれて
僕たちは自分達の奇跡を忘れてしまってる
君が今君であることも
奇跡以外の何物でもないのに
2004/12/19 (Sun)