詩人:此処子
貴方の夢を見て
自分の中で作り出した貴方の虚像に愛を囁く
虚像はただ優しく微笑み「愛してる」とコトバをくれはしない。
それは気持ちまで虚像の様に操れないから
分かってる私は瞳の中に存在しない
周りには綺麗な宝石達が貴方を見つめている
私はただの石…ダイヤの原石から削り取られて捨てられた
静かにじっとしているだけの石、踏まれても何も言わずに
どうしたらあの子達のように綺麗になれるの?
小さくなるまで磨いたら皆のように輝けるよね
小さくなっても風に乗って貴方を遠くから
遠くから見ています