詩人:めい
子供の頃は希望に満ちていた
太陽に向かって手をのばせば
太陽を掴める気がしてた
夢に向かって手をのばせば
夢を掴める気がしてた
だけど今は違う
太陽に夢に手をのばしても
何も掴める気がしない
手から零れ落ちてしまう希望
子供の頃は何でも掴める気がしてた
大人になって何も掴める気がしない
多くの知識と引き換えに絶望が増えていく
だから僕は手から零れ落ちた希望を
ゆっくり丁寧に掬ってあげるんだ
もう二度と零れ落ちないように
太陽を夢を掴むために
もう一度希望を掴むんだ
2007/02/25 (Sun)