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詩人:チェシャ猫
いつでも側にいることが当たり前で
芽生え始めた気持ちにも気づかずにいた
昔は素直にただ真っ直ぐに
キミの幸せを願うことができたのに
今はただボクを見てほしいと願う・・・
この気持ちが恋だと気づいたときにはもう
キミは他の誰かに包まれて・・・
ボクはぎこちなく微笑みながらキミの話を聞いている
キミの幸せな顔さえ見ていられれば
それはそう嘘じゃないけれど・・・
こみ上げる切なさに
またそっと頬を濡らす
降りしきる粉雪が海に流れ出すころまでには
少しはこの気持ちも薄れているかな・・・
またキミの幸せを願うことができるかな
キミの隣で微笑んでいられるカナ・・・