カラクワトの部屋
〜 「エスカレータ」への投 票 〜
- カラクワトさんの「エスカレータ」に投票します。
- 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
- ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。
|
[117186] エスカレータ
詩人:カラクワト
朝の忙しい時間
エスカレータの真ん中で止まる男がいた。
そこで停止する人波
彼は 老いていた
いらついた しかし 無言の感情が鬱積し
腐敗してゆく
男が上に着いても醜陋な腫瘍は消えず
衆人の時を搾取する
それを横目に
階段者は義憤に憤る
けれど それが。
エスカレータの本来の構造だった。
2007/12/19 (Wed)
-
詩人の部屋 -