詩人:雪 螢
夏の日差しの中僕は宇宙人になる広い運河を泳ぎ一匹の小魚になる緑のトンネルを抜けると小さな鳥になって焚き火を眺めに空を舞う蝶になるクーラーの効いた部屋で僕は地球人の祖母と二人きり他愛のない会話を弾ませてゆっくりと流れる時間を楽しむそんな日々にも別れが来て僕はまた宇宙に帰る暑い日差しの中僕は帰りの宇宙船を待ってる