詩人:チェシャ猫
一秒先の世界を信じて
僕は唄っているよ
足元さえ照らせぬ小さな小さな灯りが
君の涙で消えて失くなったとしても・・・・・・
握れば崩れて消えそうな指先を
抱き締めたら零れて溶けそうなその声を
眼を背けることで保っていた曖昧な距離を
縮めることで描こうとした君の一秒先の世界は
その想いとどれくらいすれ違っていたかな??
求められる事が恐かった
愛されることを恐れてた
今頃になって失った世界に気付いた僕を蔑んでくれ
君は今微笑っているかな?
他の誰かの腕に抱かれて眠っているかな?
僕の事を忘れているかな?
一秒先の世界の僕が今と大差無いとしても
一秒先の世界の君は微笑み増していて
一秒先の君の世界に僕の居場所が無いとしても
一秒先の僕の世界に思い出だけは残していて
君は今微笑っているかな?
一秒先の僕は今と大差無いとしても
一秒先の君は微笑み増していて・・・・・・