詩人:遥 カズナ
盲目の世界血と金と人々の薄汚れきったプライドの蹂躙するこの地表の隅々を避けるようにして流れる細く清らかなせせらぎがある文字はどこにあるべくして書かれてあるのか指先に掴まえられたペンの先端無垢な白紙の上を理知と私利とあらゆる偏見にまみれた思想を避けるように小さな小川が流れているそこに文字があってこそ渇きを癒すせせらぎがある