詩人:遥 カズナ
ノートの狭間をさ迷うメダカを見せたい耳の奥まで水でいっぱいになると薄くて透明な身体が透けて心臓の鼓動に気がつく呼吸が小さな身体中の隅々までも躍動させ大切な働きの繰り返しが丸見えになるここでは上も下もないそこでどうしてこうしてあるのか物書きがありもしないなくもないチョロチョロと揺れる尻尾を揺らして紙面を生きるそんな様を、