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[150054] 一行詩集 _いっしんつむぎ_Y

詩人:山崎 登重雄


君の雫 / どこから出ても綺麗。

そとづら / 般若、能面、君には満面。

ノート / タイトル、記名、1ページ、後は余白の哀しみを知り。

折り込みチラシ / インテリジェンスではない。でも余白まで愛され。

キジも鳴かずば / 好きだと言って何が悪い。俺が悪い。さようなら。

ためいき / 俺のせいで雨が止みそうにない

愛離 / 故に雨は冷たく膝を抱えて

半月 / 残され月も今夜は泣いてる

飛んだかな / 温もりには出会えたかい?

滑稽 / 本当は笑えないのさ誰もね

電話 / 左目で捉え続ける午前9時

枕経 / 君。僕。お前。俺。あなた。私。 …それ誰。

信長の野暮 / 天下という気まぐれ女を愛した

現実 / 時間だ…

目的 / いろんな僕を試してみる

爪先 / トントンって足跡 明日へ

歩こうよ / 少し また少し もう少し

バスのような / いつ通るかな間に合うかな

タクシーじゃなくて / だって乗車拒否が恐いんだ

停留所 / 君行きにたくさんならぶ僕

鏡 / 映したくない 乱反射する

夢の入り口 / 手探りでキスしてオヤスミ

このままさ / 息を止め君を想いオヤスミ

眠れよいこよ / 暗闇の不安は目を閉じても同じさ朝日まで寝ちまおう

核の傘より相合傘 / 未来を変える君が欲しいよ

森羅万象 / 君の事でしょ 地球は回る

人生最大の賭け / 君の負け でも丸裸の二人

散文詩 / 取り留めなく もどかしく

長編詩 / 書き続けたら叶うかな 愛

らいふ・いず / 君の微笑みがあれば完成だ

めいく・らぶ / 囁触感入激求混昇放逝静愛

2009/11/16 (Mon)
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