詩人:さきネコ
せつなさにまどろむ夕日の真ん中にあの日失くした言葉と共に風にそっとなびく 潤った未来重ねた 約束の景色裏返した掌の中に遠く思えた 君の声が過去のぬくもりと 未来の儚い光を その手にとって青に包まれた雪は柔らかなガラスに溶けあう不安定な時間めくる日々の表紙 剥がれおちた後悔綺麗に 溢れる涙といつかに残した翼らしくその大空を駆け抜けてゆけ思い通りじゃなくても 道は開けるさ(ひらけるさ)甘く香る 約束の景色