詩人:遥 カズナ
あの頃
君が渡してくれた灯火が
今も僕を疼かせている
君はいつも
人と違う事にばかりに
皆が
触れるように
皆が気がつくように
したがって
そんな
あんまりに傷だらけの君が
僕には
君へ心をどうしたらよいのか
わからなくなって
それっきりに
してしまった
旅は二人を大人はしてくれたようだけれど
お互いの距離は
全く変えてはくれなかったし
そんな事を思うこの心は
つまらないね
僕は僕にしか書けない
詩を
やっぱり書くしかない
そう
灯火は
消えてはいない
それが君にとって
嬉しいといい
2017/07/09 (Sun)