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詩人:どるとる
お別れの時がやってきたんですね
もうそんな時間ですか
早いものさ
さよならって言っただけで僕らは他人になるんだね
もう会うこともない
他人になるんだね
手を振って
さよならしよう
明日は瑠璃色には程遠い
電車に乗る君は
窓が閉まるまで
悲しそうな顔で
僕を見ていた
遠ざかる愛しい君を乗せた電車が小さくなっても
見つめていたよ
僕の知ることのない明日へ君が消えてゆく
目もさめるくらい
青い空に溶けた
悲しい時間は
今もこの胸の中で
あの日の涙を
思い出させるよ
さよなら…
さよなら…
何度でも 何度でも
映写機がうつす同じシーン
終わらない映画のように。