詩人:もとり
朝起きた時
昼休み会社から帰ってきた時
夕方仕事終わった後
きっとこれからも
鳴らない携帯を見つめるんだろう
諦めながら
何処かで待ち続けてしまうのだろう
仕事終わった後
家の前に車が止まっているか
期待してしまう自分が居るんだろう
夜八時以降
テレビを流しながら
外の車の通り過ぎる音
扉を閉める音
ドアが何処かで開く音
全てに敏感に反応して泣くのだろう
そしてそれはずっと続くのだろう
想いが思い出に変わるまで
私のここ暫くの
一日の半数を占めていた貴方は
もう去っていったというのに
2016/02/11 (Thu)