詩人:さらら
おじいちゃんはフィリピンの島で戦病死したその話しを聞く度その纏わる話しを聴く度背の丈と比例しその島をイメージしていた海亀よく泳いでいる島そこへ時折 想い馳せた詩を乗せていたそうすると一度も逢ったことは無いおじいちゃんを想い出すことが出来た想い出す必要が私の中に在ったのだと想う青い海 海亀泳ぐその背に彼を乗せて連れて還って連れて来てかなり時を隔てながら時折こう願うとこころ穏やかとなる事少なく無かった青い海 海亀 泳ぐ