詩人:もとり
中途半端な関係
何も言えない立場
曖昧に濁した本音
不満や不安を内包しても
決して埋まらない孤独感
望めない先の未来
白紙のままの遠い約束
積み重なった現実問題
黒く、黒く塗りつぶす心模様
居ても居なくても同じなら
私の居る意味なんて何も無い
所詮 同情で
惰性で此処まで来ただけ
貴方を待つ時間も
一緒に居る時間も
傷ついて辛くなるだけならば
いっそのこと手放してくれたらいいのに
好きってなんだろうか
これが 好き の成れの果てなら
私はもう何も望めない
両想いである筈なのに
一方通行状態の片想いは
きっと悲しい結末に向かっていく
それはきっと初めから
決められていた予定調和なんだろう